太陽の王子様





「あゆかー!」




「ほーら、王子様のお迎えだよ?」


ニヤケながら岡安を指す百合華は相当楽しんでる、




憎たらしいったらない!




女子に人気なのに恋人はいない岡安が愛想振り撒く相手。




つまり私と岡安がくっつくか、



百合華はこう言った恋愛事情が大好きな奴だ。






「あゆか!今日のデート何処行く?」





「行かない。」





「何でよー!」




「岡安ー、あゆかは雪の王子様が好きなの!
あんたみたいな熱苦しい奴は嫌いなんだって!」





百合華!余計なことを……!





「雪の王子様?あゆか好きな人いたの?」





「ばーか。童話の話しだよ!」









< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop