太陽の王子様
「無い!!」
そう言って自分の席に戻った。
授業中はずっと考えてた、どうやって放課後逃げようか。
私の家まで行くのは正門から帰らなきゃ遠くなるし、今日は雪が降るって天気予報で言ってたから……………………………………………
……………………………………………………武彦来るかもしれないし。
とにかく強行突破あるのみ!
「おい、芹澤…………お前が起きてるなんて、どっか具合悪いのか?」
柄にも無く考え事なんてしてるから先生にも心配される始末。
「大丈夫です、今から寝るんで。」
よし!今日の放課後に控えて休憩するかな。