いちご オ・レ


バス停に


ついて


「送ってくれてありがと」


って言ったら


「ん?バス来るまでまだ一緒にいるよ。」


って


言ってくれた。


「本当?いいの?!」


私は


拓実の目を見つめて


言った。


「うん。まだ亜杏といたいから」


そう言って


バス停の前の


ベンチに腰かけた。





亜杏


って


言った。


拓実の口から


亜杏


って・・・。


そんな些細なことで


喜びを感じ


まだ


一緒にいれるんだって


あと少しの時間を


大切に過ごす。



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