いちご オ・レ

「あ、そうだ」


そう言って


拓実が


私の方を向く。


私が


首を傾げると


「猫とか好き?」


って


言われた。


基本、


動物の好きな


私は


「うん」


と言った。


そしたら


バドミントンのバックから


何かを


取り出して


私にくれた。


私の手には


猫のキーホルダー。


「これ、くれるの?」


小さい


猫の


キーホルダー。


「うん」


って


言って


「ゲーセンでとった。俺とお揃い。ほら、」


そう言うと


バドミントンのバックを


私に見せた。


私と


色違いの


猫のキーホルダーがあった。



「ありがとう」


私は


嬉しくて


満面の笑顔で


言った。


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