いちご オ・レ


バスが


遠くから


どんどん近付いて


私たちの前に


とまった。


これで


本当に


ばいばいの時間。


拓実は


私と一緒に


ベンチから


立って


バスに乗る私を


見ていてくれる。


「今日ありがと!ばいばい」


バスに乗る時に


拓実に言った。


「うん。ばいばい」


って


手を


ふってくれた。


私は


拓実から


貰った


猫のキーホルダーを


握りながら


バスの椅子に


座った。



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