いちご オ・レ


そんなこと思っていると


「じゃあ、どこかで話さない?」


そう言われて


「いいよ」


また


そっけなく


返してしまった。


それでも


拓実の


歩く後について


拓実の背中を


見つめていると


笑顔に


なってしまう


私が


いるんだ。




後ろから


ギュって


抱きしめたい。


ギュって


手つなぎたい。


拓実・・・


好きだよ・・・。



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