いちご オ・レ


君は


2年のくせに


大きいね。


って


言おうと思ったけど


大きく見えるのは


私が小さいだけだし、


友達の


手に目がいった。


「それ何?」


手の中には


1枚の小さな白い紙があった。


「これ?森崎のメルアド。あ!亜杏も貰えば?森崎もう一枚書いてあげて!」


「え?いや別に・・・」


いらない


そう言おうと


思った。


何故だか


その先の言葉が


口から出せなくて・・・。


< 165 / 192 >

この作品をシェア

pagetop