いちご オ・レ


家に入って


すぐ


自分の部屋に


入った。


鞄をほうりなげて


ベッドに


顔を押し付ける。


「さいあくだあ・・・っ」


自然と


涙が出た。


「知ってた。この気持ち・・・好きじゃないのに、付き合うんじゃなかったあ・・・」


お母さんたちに


聞こえないよう


声を出さず


次々に流れ出る涙を


手で


ふいた。



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