かくれんぼ
「ちょっと!帆乃花!」


私は帆乃花の手を掴んだ


「は、離して…今、電話が…」


「電話が何て?」


落ち着きのない帆乃花から、何か聞き出そうと、私は真剣だった


帆乃花は私から離れようと必死で、一気に喋る


「早く隠れないと見付けるよ〜って電話の向かうから声がしたの!だから早く隠れなきゃ!あの貼り紙、本当だったのよ!茉莉は見つかったんでしょ?だから茉莉の携帯から誰かがかけてきたに違いないんだから!」


「帆乃花!やめて!行かないで」


「離して!」






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