春恋
あたし達は二人だけになった。




よーく見ると、夏君ってば!!






めちゃめちゃかっこよくなってんジャーン!!
絶対モテるんだろうなぁ。
そんなことを考えてたときに。







夏君は話し始めた。


「あのね。春ちゃん、小3になるときに引っ越した理由は・・。」

「おばあちゃんが重い病気にかかったからなんだよね??」





あたしは、知ってたんだ。
あとからお母さんに教えてもらった。
夏君は、おばあちゃんの看病のために実家に帰ったって。




「知ってたんだね。」

「うん。」


「「あのね」」



あたしと、夏君の声がハモッた。


先ドーぞといわれたからあたしから話した。



「夏君。真剣な話いい??」


「うん。」


あたしはこのさい。


あたしの気持ちをぶつけようと思った。


「あたしね、夏君のことが、好きなんだ。」


「え??ホントに??」

ホントに??って。
ホントだから気持ち伝えたんですけど。



「俺も・・・なんだ。」


「え!!?」

ってことは。

あたし達。両思いなの!?

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