スーパーママは18歳!






『・・・っ、ハ、ハァッ!』





職場からの全速力は、相当息が切れる



酸素を欲する肺を宥めながら、


面前に広がるソレ、保育園に向かってゆっくりと足を進めた






『すみませんっ!!


遅くなりました!!』





玄関を開けるなり、大きな声で叫ぶ私。



その声に反応して、小さな塊がわたしに突進してきた





「まぁぁああまああああ!!!」




――ドスッ




『うぐっ!』




人間とは思えない衝撃に、跳ね飛ばされそうになるが



後一歩のところで踏ん張った





『ただいまただいまただいま―!!!』





きつく回された小さな腕、


私のお腹に頭をぐりぐりしてくる


この愛しい我が子をギュッと抱きしめ



彼女に頬擦りした








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