スーパーママは18歳!
「いつも、お疲れ様です」
小さな身体の向こうに、見慣れたジャージが現れ
咄嗟に顔を上げた
『すみません。
いつもいつも、迎えが遅くなってしまって・・・』
「いえいえ。
それは仕方が無いことですから!
あまりお気になさらないで下さい?」
それも私たちの役目ですから!
気丈に笑う先生に、私は眉を下げる
先生には、ちゃんと事情を話してある。
私がまだ18歳であることも
そうした上で、千春を預かってくれている
一般的に、
若すぎる母は世間に、冷ややかな目で見られる
しかしここの保育園は、
“出来るだけサポートします!”
なんて言ってくれた・・・。
そんな彼女たちに、私は頭が上がらない思いでいっぱいだった
「ほら、日野さんっ!
早く帰らなくてもいいんですか?」