スーパーママは18歳!
『あっ・・・』
以前、入園するときに言われた
“条件”を、ふと思い出した
それは・・・
――少しの時間でも、千春ちゃんと一緒にいてあげてください
忙しいのは、分かってます。
でも、親子の時間は、きちんと作ってあげてください
それが、入園条件です――
親子の、じかん・・・。
自分の過去を振り返ってみて、そんな時間は無かった
そしてそれは、とてつもなく淋しかった・・・
――親子の時間、それは
子どもにとっても、親にとっても、大切な時間なんです――
園長先生は、そう言って千春の入園を許可した
『・・・そうでしたね!
それじゃあ、そろそろ帰ります』
「んちゃねー!!」
「千春ちゃん、ばいばい」
手を振る先生に見送られ
私と千春は手を繋いで帰った