スーパーママは18歳!






そう、千春がいるのなら


千春のためならば



私はどんなことだって出来る。


どこまでだって、上れるんだ。




千春は私の生甲斐で、


原動力で、



とても、愛しい存在――




千春がいてくれるのならば、私に不可能なんてない



そう断言できるような気さえしてくる






『千春がいなくなったら


私は、どうなっちゃうんだろうね・・・?』





「――は?」



『ううん。


なんでもないっ!!


ほら、早くしないとミーティング始まっちゃうよ!!』




里佳の背中を押して、スタッフルームから出た



無理矢理押す私を不審な目で見る里佳だったけど、何も追及はしてこなかった




――里佳が里佳で良かった・・・





私は、変な不安を打ち消すかのように、里佳の背に隠れて、キツク目を閉じた








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