スーパーママは18歳!
私の天使
『・・・う、ん』
――ピピピピッ!
今日も、目覚ましが鳴る寸前に起きる
早起きは苦手だったが
2年も続ければ、自然と身につくものだ。
自分の体に乗る
小さな重みを起こさないように
ゆっくりと身体を起こす。
隣で眠るその子は
まるで、天使――
立ち上がって、支度を始めようとする私の服を
掴んで離さない、ちいさな手
私は微笑み、
その手に自分の手を重ねる