涙の色は

勉強会

…かに思われた。
窓から外を見て、インターホン経由で話す。
「うん。羽乃海さんはいい。可愛いから。けどなぁ…な・ん・で蓮がいるんだ!?」
ステラは嬉しそうに俯いている。
一方蓮はといえば…
「いやほら宿題貯まってるし?ちゃんとやってるお前のを写そうかと…」
「ははは…蓮?自分でやるという選択肢は?」

「まったくわかんねぇ」
はあ、と溜息がでる。

「まあいいさ。とにかく二人ともあがってよ。」
なにはともあれ、この冬の寒い時期にステラを出しておくわけにはいかない。

「はーいっ」「どうも」

僕は先に部屋の暖房をつけておいた。
後輩に寒い思いをさせるのはよくない。

そうして、三人が入ってきた。

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