涙の色は
「えっと、なんでいきなり…」
「ごめんなさい…私、夜が怖いの…」
「…こういうこと聞くのもあれだけど…なんで…?」
「………」
「いや…いいよ。無理に思い返さなくて。僕なんかの為に。」
「…っ!」
陽菜に平手打ちをされた。
「…なんで?」
「なんで…自分をないがしろにするの…」
「え…?」
陽菜の言葉はか弱くて。
僕には届かなくて。
「ありがとう。あとは電車で平気。家まで近いし。」
「じゃあね…」
「また…明日…」
僕は気付いた。
体よく別れられた、と。
「ごめんなさい…私、夜が怖いの…」
「…こういうこと聞くのもあれだけど…なんで…?」
「………」
「いや…いいよ。無理に思い返さなくて。僕なんかの為に。」
「…っ!」
陽菜に平手打ちをされた。
「…なんで?」
「なんで…自分をないがしろにするの…」
「え…?」
陽菜の言葉はか弱くて。
僕には届かなくて。
「ありがとう。あとは電車で平気。家まで近いし。」
「じゃあね…」
「また…明日…」
僕は気付いた。
体よく別れられた、と。