続きは、社長室で。2
啄ばむようなキスから、次第に何度も角度を変えて深くなりゆく口づけ…――
「ふっ、ん、ぁっ…」
酸素を欲する絶妙な頃合いを分かっているように、グッと捻じ込まれた熱い舌。
「んっ、ふぅ、ッ・・・」
なぞられたり、絡み取られても…、逃げ道など与えナイ、絶妙なテクニシャン。
そのまま私の身体を、雪崩れ込むようにベッドへと沈み込ませてしまう…。
「ふっ、ぁっ、ん・・・」
分かち合う互いの体温と、勝手知ったる私の身体を弄り続ける拓海。
それらに絆されて意識を失う寸前に、ようやく唇が離れていく。
お互いを求めていた証とでもいうように、ツーと妖しい透明な糸を引きながら…。
「この格好…、見せたくなかったな…」
「んっ、やっ・・・」
珍しくスカートスタイルの私の耳元へ、ふっと息をかけて話しかけると。
すっかり蕩けている状況では、瞬時に愛おしい声にも反応してしまう。
そんな私を楽しんでいるかのように、クスクスと綺麗に笑いながらも。
長くてしなやかな指先が、そのスカートの中へと進入して弄んでいく・・・