続きは、社長室で。2
貴方がいつも降らせてくれる“愛証”を、私もシルシとして残せたけれど。
だけれど、もっともっと私に返してくれる貴方が、愛おしくて堪らナイ・・・
「あっ、ん、もっ…――!」
「ま、だまだ…」
ギシ、ギシッと、真新しいベッドのスプリング音が激しく響き渡る寝室内。
「やっ、も、ムリ…ンンッ――!」
共鳴するように啼く私に優しいキスを落としつつ、それでも激しく動く拓海。
「ふっ、ぁっ・・・」
あまりの激しさから、何度も気を失いそうになって、身体も痛くて堪らないのに。
それでも必死で気を保ちながら、貴方の動きに喰らい付いていたの。
ボヤける視界に映るのは、額にうっすらと汗を掻いた扇情的な表情で。
こんな風に気を許してくれるのは、私だけだと信じているから・・・
貴方を感じられるコトの喜びも、何にも代えがたい瞬間だから・・・
二度と手放したりシナイ…、そして、離れたりシナイでね――?