Your heart is mine





「今日は
ぁりがとう、
恋ちゃん!!
お母さん、きっと
喜ぶよ!!」

帰り道、玉子を
持ち帰りながら
由宇がお辞儀する。

「そんな…
お辞儀する程でも…」

慌てて首を振るァタシ。
でも由宇は何度も
ありがとうって
言っていた。


「俺、幸せだよ、
恋ちゃんと
付き合えて」

「何で??」

由宇の
意味深発言に
首を傾げるァタシ。

「だって恋ちゃん
めんどくさそうな
キャラしてるのに
さっきスゴい協力
してくれたし☆
すっごい可愛かった!!」

…ドキッ!!!!!

由宇の可愛いって
言葉に胸がドキドキした。

「てゆか何気に
コレ、デートって
感じだよね☆」


由宇がニッコリ微笑む。

「ばっ!!
ばっかぢゃないの!?」

顔が真っ赤になるのを
慌てて袖で隠す。




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