Your heart is mine
恐る恐る尋ねると
京平らしき男は
ゆっくり頷いた。
「久しぶりだな。恋」
京平はァタシの元カレ。
久々の再会だケド
相変わらず声が低い。
「そっちこそ…。
こんなコンビニ
来るような性格
じゃないのに…」
ちょっと久々なのか
少し変な気持ち。
「俺、
家近いんだよ。
このコンビニの右に
曲がったら
家あってさ…」
「へぇ…
引っ越したんだ」
話しつつも
品物を並べるァタシに
京平は黙って
見つめていた。