Your heart is mine



頑固強く
意地張ってたァタシ。
ケド京平も
それなりに頑固で
バイトが終わる度に
毎日帰りを
待ってはァタシを
引き留めようとしてた。


「もう
いい加減にして!!」

腕を強引に離し、
京平の頬を叩く。

「ァタシはもう
京平の女なんて
こりごり!!!!
大体、ァタシ以外にも
良い女なんて
何人もいるんだから
他あたってよ!!」


「ちげぇよ!!
恋が良いんだよ!!」

再び腕を
掴もうとする京平。

ケド京平の腕を
振り払う。

「しつこい!!
ァタシは今の彼氏と
別れたくないの!!」


「どうしても??」

冷静になる京平。


「どうしてもよ」


精一杯守るァタシ。

京平は一瞬黙り、
そしてゆっくり
口を開いた。








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