俺様彼氏はあたしの王子
空Side

はぁ~…いつもながら女のキャーキャー声がうざいうざい…。

俺は愛紗だけの応援しかいらないんだけど?ってまあこんな甘いセリフあいつの前でははいてやんねーけど。



俺の試合が終わったらケバい女が俺にタオルを渡しに来た。

てか…超香水くせぇし…そんなタオル俺いらね…。

そんなとき愛紗がすんげーいじけ顔で体育館から出て行こうとした。



「愛紗、」
「えー?」

うわー…スゲー顔。

「タオル、よこせよ。ってかふけ。」


そう言ったらあいつはめちゃくちゃ可愛い笑顔で俺の汗を拭きはじめた。



うん、やっぱ誰よりも可愛い俺の犬。
誰にもわたさねぇし。

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