夏の幻
「メアドの事も…


俺と一緒にいても清水は幸せになれないよ…



だから断ったんだ…




これ以上近付いたら


清水だってまた色々言われる事が多くなる




それだったら――



俺は遠くで見守ってるから




幸せになれよ?」



そう言った晴の顔は笑っていたが









目には


大粒の涙が溜まっていた――



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