隣の男子に恋をして


みるみる春菜の顔が真っ赤に染まっていく。


「べ、別、好きっていうか、気になるだけだしっ」
「ははっ、動揺してるー」


顔の赤い春菜をからかう佐川を二人はじっと見て、


「なによ……妬ける」
「ほーんと。あんなに頬染めて……妬けるねぇ」


黒い笑みを向ける二人に気づいたようで、春菜と佐川は歩み寄って来た。


「行くか」


おまえら待ってたんじゃん……

< 14 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop