あたしの秘密

泣き終えたあたしはふと思った。

　「ねぇ、なんでここがわかったの?あたし言ってないよね?」

慶「あぁ。最近元気のない鈴奈をみんな心配してたんだ。そしたら今日学校に来ねーし。電話しても電源入ってねーみたいだし…仕事かなって思ったんだけど俺たちになにも言わないで仕事いれないなって思って向井さんにも電話したんだよ。」

立「向井さんは最近仕事の表情が悪いって思っていて鈴奈が今日仕事を休みたいって言っていたので疲れているのだろうと思い許可した。だから家じゃないかって。」

優「家に電話したのに留守電になっちゃって…」

慶「そしたらなつがいきなり話しだしたんだ。」

　「え、なつが?!」

菜「勝手に話してごめん。でも、みんな探してて…鈴奈お見合い嫌がってたしやめにできるかとおもって…」

羅「んで、なつに着物姿の写メみしてもらったんだ。」

そういえば朝、初めて着物を着れて嬉しくってなつに写メ送ったんだ。

立「そしたらいきなり慶斗が走り出して…追いつくの大変だった。」

慶「鈴奈が着物なんておかしいだろ?!これはなんかあると思ったら走ってた…」

慶斗は一発でおかしいってことに気付いたんだ…