あたしの秘密
4時間目が終わる。
いつもならみんなと屋上で騒ぐけど今日は体育館に向かった。
みんなには先生に呼ばれたって嘘をついた。

体育館へ入ると同じクラスの女子がいた。

女「ごきげんよう、奥村鈴奈さん。あ、Rinのほうがよろしくて?」

どっかの社長の娘と聞いたことがある。
しゃべり方がお嬢様…

 「…誰にきいたの?」

女「文化祭の劇であの演技の仕方とかどことなくRinに似ていた。あと歌も。よく学校休むのも気になってあなたをちょっと調べてみたの。セキュリティーが強くて詳細はわからなかった。でも、あなたがRinってことはわかったわ。」

 「…どうすればバラさない?」

女「慶斗様と別れて。あと立志様たちからも。あなた邪魔なのよ。」

 「っ…それはっ…」

女「できない?あなたは選べる立場じゃないのよ。バレたら大変よね?芸能界にいれなくなるわ。」

 「うぅっ…」

女「それじゃあ決まりね。よろしく。」

そう言って女は出て行った。
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