夏空







それでも、
時間は容赦なく過ぎていく…





「あっという間だな」



「うん、時間が止まれば
いいのになぁ…」



「そぉだな」



「ねぇ、明日はどこ行く??」



「……」



あたしは、
急に黙ってしまった脩に
ハッとした



あたしたちには…
“未来”どころか
“明日”さえもないんだ―――







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