【短編】『愛してる』なんて言わないで
「おはよう!」
「優菜!どうしたの?」
「ん?暇だったから来ちゃった!
久しぶりに千緩のごはん食べたかったしね!」
「あ~そう言えば最近来てなかったから全然作ってないね」
「千緩の料理美味しいから大好きなんだ~」
「それはありがとう」
「どういたしまして」
そう言って2人で笑った。
久しぶりに笑った気がする。
これも優菜のおかげかな?
やっぱ持つべきものは友達だね!
それから少ししてお昼ご飯を作って食べた。
優菜は喜んでくれた。
「本当は暇だから来たんじゃないんでしょ?」
あたしは気付いていた。
優菜はきっとあたしのことが気になったんだと思う。
だから心配して来てくれたんだよね?