【短編】『愛してる』なんて言わないで
彼の1番になりたい。
叶わないと分かっていても、ふとそんなことを思ってしまう。
辛い。
もうそろそろ潮時かな…?
あたし自身、もうこの関係はいけないと思う。
なのにいつまでも続けてしまうこの関係。
誰かに救ってほしい。
合コン行こうかな…
今までも何度か誘いは会った。
でも、彼が大好きだったからそんな裏切るようなことは出来なかった。
でも、もう耐えられない…
ただ、辛いだけの恋なんて諦めた方が楽。
そんなことが頭をよぎる。
優菜に頼もう。
早速、電話した。
「優菜?」
「どうしたの?千緩から電話してくるなんて珍しくない?」
「あのさ、そろそろ潮時かなって。」
「千緩…合コン行く?あたし集めるよ?」
「お願いしても良いかな?」