捨て猫
「里那の彼氏って誰?」
龍也が興味深そうに尋ねる。
「武井隼人先輩っっ」
あたしが言うよりはやく、桃子が口をはさむ。
「マジ!?あの女たらしの?!」
驚くふたり。
桃子はそれを言うなといった表情をしている。
「なんで…?」
頬を引きつらせてさらに訊く龍也。
「先輩は、本当はすごくいい人なの。優しくて、男らしくて…そりゃあたしだって不安だよ!
だけど先輩の話を聞いて信じてあげようと思ったの!」
「えぇー…」
あきらかに引いている様子のふたり。
その反応に少し苛立つ。
龍也が興味深そうに尋ねる。
「武井隼人先輩っっ」
あたしが言うよりはやく、桃子が口をはさむ。
「マジ!?あの女たらしの?!」
驚くふたり。
桃子はそれを言うなといった表情をしている。
「なんで…?」
頬を引きつらせてさらに訊く龍也。
「先輩は、本当はすごくいい人なの。優しくて、男らしくて…そりゃあたしだって不安だよ!
だけど先輩の話を聞いて信じてあげようと思ったの!」
「えぇー…」
あきらかに引いている様子のふたり。
その反応に少し苛立つ。