呪術書
●夢から覚めて・・・
「おかぁ・・・ん・・・」
「空、俺はお前の母さんじゃねんだけど?」
陸が笑ってる。恥ずいとても恥ずい。
「よちよち空ちゃ~んっ!!緑音ママがいこいこしてがまちゅねぇ~」
緑音があたしの頭をいこいこする。なんか恥ずかしい。
「空、大丈夫か?お前いきなり意識が無くなってびっくりしたぞ。」
優が心配してくれている。なんかうれしい・・・。
「空が目覚めてよかったっ!!」
カズが言う。ありがとうっ!!
「あのねっ!心配させてゴメンネ?夢・・・見たの。」
「夢?」
緑音が可愛らしく首を傾ける。
「うん。夢でお母さんにあって―・・・・」
あたしはみんなに自分が夢で見たことを全てみんなに話した。
みんなは真剣にうん、うんと頷きながら聞いてくれて・・」
「信じてくれないかもしれないけど・・・」
「信じてんに決まってんだろ。ってかあの化け物見てる以上信じないわけにも
いかんだろ。」
陸は言う。 それもそうかぁ!!!
「とりあえずっ!!もう一冊の呪・・なんとか見つけりゃあいんだろっ!!」
なんとかってあんたきいてなかったろ。
「そうそうっ!!行動あるのみっ!!いそがばまわれっ!!だよっ!!」
いやいやいやっ!!それなんかちがうからっ!!
「よしっ!!とりあえずどこにいきゃあいんだ?」