呪術書


 優が言う。

 うーん。どこに行けばいんだろ・・・?

 「空っ・・・本を使いなさい・・。」

 お母さんっ!そういえばあの夢から前より近くにお母さんを感じるようになったな。

 「本をつかってお父さんから本を取り返すっ!!」

 「どうやってつかうんだよ!?」

  陸が言う。

 「大丈夫っ!!適当に開けば!!」

 えいっ!!!

 「ザ―・・・ペラペラぺラ―・・・」

 ページが・・・勝手に・・・。

 みんなもその光景をみてあぜんとしている。

 「ピト・・・」

 ページはある一ページでとまった。

 「このページは・・・」

 このぺーじは、呪探し:呪術が使われている場所を探すことができる

       詠唱呪文:++++++++++++++++++詠唱完了

 

 これだっ!!

 「この呪術を使おうっ!!これならお父さんに会えるかもしれないっ!!」

 「とりあえず今はそうするしかねぇなっ!!」

 陸が言う。

 「ほんとに・・使っても大丈夫なの・・?」

 「大丈夫だよっ!!みんなに被害はないと思うしっ!!」

 たぶん・・・・自信ない。

 「空、ちがうよ、空が大丈夫?ってことだよ。」

 緑音・・・心配してくれてありがとう・・・

 それでも、あたしにしかできないのなら、あたしがやらなきゃっ!!

       
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