呪術書
優が言う。
みんな頷く。
「緑音、大丈夫??」
「う・・ん大丈夫っ!!空も頑張ってるんだもんっ!!あたしも役にたちたい!」
緑音・・・無理しないで・・・。笑ってるけど・・ほんとはすごく無理してるんだよ
ね・・・
「ありがとう―・・・・」
あたしは小さい声でつぶやいた。
「それより空は大丈夫なの??」
「あたしは平気っ!!」
って陸に支えてもらってるけど。
「それより急がなくちゃっ!」
「うんっ!!」
「みんなっ!!こっちだよ!!」
緑音が急げ急げと手を振っている。隣にはカズが緑音を支えている。
「急ごうっ!!」
「あぁ・・」
陸・・・?どうしたんだろ。
「被害が出ないうちに。」
優が言う。
「うんっ」
あたしたちは走って緑音の後を追った。