呪術書
●再来

 誰かがあたしを呼んでる・・・・


 「空っ・・・空・・・聞こえる?空・・・・」


 誰・・・・・・??


 「お願・・・い・・あの・・ん・・を・・あのほ・・ん・・を・・」


 本・・・??


 「みつけ・・・て・・お願い・・そ・・らぁ・・」


  まっ・・て・・・・あなたは・・・だ・・れ・・・・?


 「お願・・・い・空・・・・」


 まって・・・ま・・・っ・・て・・


 「そら・・ぁ・・そらっ・・空っ!!起きてー!!」


 「だ・・・れ・・?・・ん????海!?」


 目が覚めたら海が腕をくんで立っていた。


 あ、海はあたしの姉でー


 「ちこくしちゃうよぉー!!空っ!!いま何時だとおもってんの??」



 え・・・!?いまはー・・・


  「7時45分!!!」


  やばい やばい やばあーい!!


  「空ぁー遅刻!!」


  海があきれた顔で言う。あ、でも海もちこくなんじゃあ・・・


 「海っ!!海もちこくなんじゃ~・・・」


 「あんたのことまってんの!自転車後ろ乗っけてあげるから早くしなさい!」


 海・・・まっててくれたんだぁ・・・

 
 「ありがとうっ!!海ー!!」


 あたしは海に飛びつく。


 「わかったから、早く用意して!!あたしまで遅刻しちゃうよー」


 「はぁーィ」


 あたしは軽く返事をし、15分でしたくした。
 
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