呪術書


 「姉さんどうした??」

 陸が言う。

 「うん、ここに来るかも・・・」

 「なに!?あぶねーじゃんか!!」

 そんなのわかってるよ~・・・

 「でも、一緒にいても、いなくても、危ないのは変わらないだろ。」

 確かに。いまじゃどこにいっても危険だ。

 「そうだよね・・・」

 
 

 「空~っ!!空っ!!」

 「海っ!!」

 海は走って来てあたしに抱きついた。

 「空、無事で・・良かった。」

 海、泣いてるの?ごめんね、心配かけて。

 「海・・・」

 「空、空がどうしてもいくって言うなら、あたしは止めない。」

 「海!!」

 「そのかわり、あたしも行くからねっ!!」

 海っ!!

 「海、ゴメンネ・・・」

 危ないめに合わせて。

 「じゃあしゅっぱーつ!!」

 「空、いこうっ!!」

 ありがとうっ海!!

 「あ、空のお友達だよねっ!!あたし海、よろしくねっ!!」

 「よろしくお願いします。」

 陸と優が言う。

 「あ、海、その後ろにいるのは??」

 「ああっ!!あたしの友達っ!!みんな行くってきてくれたの。」

 「あたし、策野 広美っ!!空ちゃん、陸くん、優くんよろしくねっ!!」

 「俺は、樹島 直輝、よろしく★」

 「自己紹が終わったところで―・・・いざしゅっぱーつ!!」

 
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