鬼殺し

しかし、戦が終わりに近づいたのではなかったのです。


物心着いた頃には、街は死体が山のように転がっておりました。

私はこの争いの中核となる、家の娘でした。

ですから、何不自由なく、暮らしはしておりました。

暮らしだけは…

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