スマイル〜最後の一瞬も〜

帰り道

いつも通ってる道なのに
いつもより足取りが重かった

隣を歩くお母さんも
目を赤く腫らして下を向いていた

どうしょうもなく悲しくって
なんとも言えないこの気持ち


無性に先生に会いたくって

笑顔で『また来たのか!』っていって欲しくって


きずいたら 無我夢中で走ってた



「どこ行くの?亜矢音ー!」

そうお母さんが、言ったけど
返事もせずに走ってた





「何なんだろ?この無性に会いたい気持ちは?」

バカみたいわたし
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