スマイル〜最後の一瞬も〜

「せんせ・・・・わたしね‥今日楽しかったよ…もう・・海来れないかもしれないし…最後かもしれないし」

「最後なんかじゃない・・・
おまえは、明日も明後日も
続くこの世界に、生きるんだ
それが、無理かもしれない・・・
でもな・・・死ぬ準備はじめんなよ。
そんなの格好いい事なんかじゃねーよ・・・必死にもがいて生きようとしてる方が、
よっぽど、格好いい事だよ…」

ホントにその通りだね…
間違ってた
格好つけてたのかな・・わたし


「せんせっ・・・こないだの女の子に怒鳴った資格なくなっちゃうね…
私が、間違ったよ…生きたいよ…
だって、まだ17歳だよ…
恋もしたいし遊びたい・・・だから生きたいよ…」


「里崎!生きたい!そう思うんじゃなくて生きるんだ!
意地でも、生きてやるんだ!
そう思うんだ」

「うん!意地でも、生きてやるからね…
先生!見ててね!」

「おぅ!ずーっと見ててやるからな!」

「うん!」

「その笑顔!いいよ!笑顔は、人を幸せにするんだぞ」

「へぇ!そうかもね!」


「いっぱい笑って幸せにになれ!
人には、幸せになる権利があるだから」


「うん!」

「そろそろ帰るか!」

「帰ろうか!」

先生の言葉は、私の心に
スゥーと入ってきた・・・・
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