あなたの愛を



そして始まった体育。




先生の話しを聞いている時、隣からくるみに話し掛けられた。



「ねぇ、柚!さっき何で矢城君と一緒に居たの!?」


少し興奮したくるみが聞いてきた。



くるみには…言おうかな?






「えっとね?私、昨日今まで付き合ってた人にフラれちゃってさ、その時、泣いてた私に、まだ柚の中にあいつが居てもいい、すぐ俺で一杯にしてやるからって言われて…矢城君なら、また信じてもいいって思ったから、今…その…つ、付き合ってるの。」


最後の方は恥ずかしくて言葉が詰まった。



「いいなぁ〜くるみもそんな事言われたぁ〜いっ!!」



そう言ってはぁ〜っと溜息をもらすくるみだった。



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