あなたの愛を
「ちょっとこい。」
そう言って私の腕を引っ張って歩くこの人は…。
「優夜っ!痛いよ…どうしたの?」
優夜はどこか不機嫌。
「何その格好…。」
「え?何って…文化際の…」
そこで私の言葉を遮った。
「男からどんな目で見られてるか柚分かってんのか?」
「分かってる…でもメイドが足りないって言うから…。」
「柚、絶対その格好で他の男に付いてい行くなよ?」
「分かった。」
そう、優夜と約束したのに。
あれは私が悪かったよね。
優夜、ごめんね?
もっと気を付けていればって、後悔したよ。