あなたの愛を
私たちは、街に出ていた出店で、昼食を取る事にした。
「何か適当に買って来るから、柚は座っとけよ?もしナンパされても絶対付いていくなよ?」
「分かったよ!」
私がそう言うと優夜はご飯を買いに行った。
その直後、どっから見てたの?ってくらいタイミングよく二人の男が話し掛けてきた。
「君可愛いね、俺たちと遊ばない?」
これって優夜が言ってたナンパ?
だったら断らなきゃ。
「ねぇ、俺たちと楽しい事しよーよ!」
そう言って腕を掴まれた時。
「あんたら何?その手、離してくんね?そいつ、俺のだから。」
優夜は鋭い目付きで男を睨んだ。
「チッ、男いんのかよ。」
そう言って男たちはどこかに消えた。