◇◆続!イヤよ、イヤよ、も好きのうち◆◇



そのたった一言が夢みたいに嬉しくて、


「いいの?」


なんて、翼にしがみついて顔を見上げた。


「って、言うか…。ちゃん言わせて。」


と言った翼はいきなりあたしを自分の方に向けて、翼もあたしの方を向いた。


向き合う状態になった二人。


何を言わせてなの?


全く意味がわからないあたしはキョトンとして真直ぐに翼を見詰めた。


< 222 / 246 >

この作品をシェア

pagetop