◇◆続!イヤよ、イヤよ、も好きのうち◆◇



届くはずも無い想いを一人になるとブツブツ、呟いてしまう。


笑顔の翼を思い出す度にグゥっと涙が込み上げる。


この時のあたしは、翼を必死で忘れようとしていた。

でも、実際そんな簡単に行く訳がないの…。


いつもバカでおっちょこちょいのあたしも、失恋には凹むよ。


しかも、二人で夢を追い掛けようとしていただけに、凹み方も半端じゃない。


けど、仕事には翼を持ち込まずにあたしなりに頑張っていた。



< 37 / 246 >

この作品をシェア

pagetop