◇◆続!イヤよ、イヤよ、も好きのうち◆◇
翼サイド
あれだけ、電話しろって言ってたのに!!
夜中の1時になってもまだ鳴らない携帯。
部屋の中をどれだけウロウロしただろう?
一応、俺なりに気を使ってるんだぞ??
敢えて俺からは掛けなかった。
朱莉の歓迎会をしてもらってるんだから、男から電話なんて迷惑だろうし?
場の空気を汚してしまいそうだし?
で、朝方まで待っていた俺は携帯を握り締めたまま、知らないうちに眠ってしまった。