◇◆続!イヤよ、イヤよ、も好きのうち◆◇



「翼。あたし!」

定時で仕事を終わらせた俺は自分の部屋で寛いでいた。


携帯音が静かな部屋に響き渡る。


愛しい女の声にもイライラしてしまう。


しかし毎日、楽しそうな声で電話してくるよな?朱莉。


「おぉ。」


「疲れた声だね?」


って、お前…。
何でそんなに明るいんだよ?


「別に?」


「そうなんだ!あたしね今から、歓迎会に行くの~。」



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