心の詩
すぐに歩き出せるほど
浅い気持ちじゃなかった

すぐに忘れられるほど
簡単な気持ちじゃなかった

時が過ぎて
君が好きで
泣きながら
抑えながら
ほんの少し
強くなれた気がした

尊い出会いに気付いたとき
何故同時に気付けないんだろう

忘れようなんて無理なこと
忘れていくなんて悲しいこと

そんなことを
幾度と繰り返しても
見つかる答えは
忘れるなんて出来るはずないこと

尊い君を愛したとき
何故同時に気付けないんだろう

大事なのは
忘れないよう
痛みを見失わぬよう
目を反らさないこと
そして振り返ったときも
過ぎた日を愛おしく思える
そんな今を過ごすこと

君をずっと大切に想う

勝手だと言われても
そんなワガママを
ねぇ許してください
< 10 / 55 >

この作品をシェア

pagetop