心の詩

嘘

あなたの見つめるその先の
想いの果てを知りたい
あたしの知らない表情で
見つめるその先にある意味を
ほんの少しでも知りたい

ただ笑ってるだけじゃ
ただ笑ってくれてるだけじゃ
あたしだってうまく笑えない

あなただって
いつだって笑ってるわけじゃないよね。

あなたが今
本当に思うことも
本当に想うヒトも
あたしにはわからないけど
せめてあなたを知っていきたい

隣に居られなくても
構わない
その目に映らなくても
構わない

あなたが感じる
悲しいことも
あなたを狂わせる程の
愛する想いも
ねぇ何度も聴かせてね

あたしは強いから
悲しくなんかないわ

あなたの存在が
明日途切れないなら
そんなの悲しくなんかないわ

ねぇ会うたび聴かせてね

あなたが嘆いて
あなたが怒って
たとえそれが
些細なことでもどんなことでも
あたしにはあなたが愛おしい

それでねぇ
会うたびあなたの心を聴いて
あたしも真っすぐ感じ取れば
あなたへの想いも
魔法をかけて
封印出来るかもしれないから

大丈夫
悲しくなんかない。
悲しくなんかないわ。