心の詩
あたしは君の
何を知ってたんだろう。

悔しくて哀しくて
自分が嫌で仕方ない

あたしは君に
何を残したんだろう。

くだらない想い
儚くてちっぽけすぎる

あの夕立は
一向におさまる気配がない

降り止まない雨が
痛くて辛くてたまらない

ふたりの足跡は
あの日もう消えていたよね

うるさい雨音
地に染みていく雨に
もう消えるしかなかったよね


あたしは君の
何を知ってたんだろう
君はあたしの
何知ってたんだろう

ふたりはきっと
結ばれるべきじゃなかったね
ふたりはきっと
消えていく運命だったね


あの夕立の日

ざわめき出した胸の奥

まっすぐ見つめれば

よかったのにね

これじゃもう

何もかも手遅れだよ
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