心の詩

夏涙

夏の夜
あなたの声が
聴きたくて
勇気を出して
想い出を
めいっぱい
広げた
思わず涙ぐむ私
夏の風が
優しく触れる
こんなことで
泣くくらいなら
いっそあなたを
好きにならなきゃ
良かったって
どうしようもない
昔を責める
どれほどの間
泣いていただろう
これで何度めだろう
ふと気付く
あまりに早過ぎる
夜明けに泣いた
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